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妄想姫と魔法のステッキ【R-18】

第14章 貴方だけの特別なショートコース……***



「あっ、あのっ、私っ、今日は
ミナトさんに昨日の事…を、
謝りたくて…来たんです…ッ!」


…魔法と紅茶の相乗効果で
判断力が鈍ってる今の状態で
このまま彼のペースで流されるのはマズいと
いろはは本能的に感じ取って

本来の目的を果たそうと
昨日の謝罪をする事にして切り出したが

『昨日の事?
昨日は、確かにいろはちゃんが
突然消えちゃってビックリしたけど。
今は…、それどころじゃないでしょ?
ほら、まずは、先に一緒に
シャワー浴びるから、こっちッ来て?』

そう言ってミナトにそれは今は
どうでもいいと言われてしまって

ソファから手を引っ張られて
ミナトに立たされると
シャワールームまで
そのまま連行されてしまう

「いやっ…あのっ、
ミナトさんはっ、この後に…お仕事が…ッ」

『話は後でね?いろはちゃん、
先にシャワーしてから…話、聞くから。
それにさっき、オーナーが言ってたでしょ?
時間なら何とかしてくれてるから大丈夫。
それに…上書き…するんだったら、
シャワーしてからじゃないと…俺が
叶人と…間接キスみたいになるでしょ?』


こんなつもりじゃ…無かったのに…ッ


そう…昨日の事を謝ったら

私は帰るつもりにしてたんだ

そのつもりで…来ただけ…で…ッ

次のお客さんが来るまで…の間ッ

ミナトさんに…休憩して貰ったらって…


そんな風に思ってたのに

私は本当なら今頃は昨日の事を謝って

また今度は日を改めて 来させて貰います

みたいな…やり取りを適当にして


帰っていた…はずなのに… はずなのに…


それなのに… 何故か…

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