第5章 次の日…の朝
『うーん、姫様は…まだ、
お疑いなのでありますか?
昨日、実演を兼ねた、
実践まで致しましたのに…。
成程…、昨日の…チュートリアル程度では、
姫様は…ご満足では無かったと。
承知、致しました。姫様。
本日は…、
特にご予定は…御座いませんので…。
朝食をお済ませになられましたら、
昨日の続きを致しましょう』
こっちのスケジュール帳も
私のコンシェルジュアプリを
メリーがジャックしたからなのか
メリーは私の予定を
全て把握してるかの様にして言って来て
今日は…土曜日で休日だが
朝食を済ませたら…
昨日の続きを…するとメリーから言われて
いろはがシャワーを浴びると
シリアルで朝食を済ませて
『お支度の方は…
整いになられましたか?姫様。
お食事がお済でしたら、…アプリを起動して、
案内開始をタップして下さい』
シリアルを食べていたテーブルの傍らに
置いていたスマホから
大音量でこっちの行動を監視してる様にして
メリーの声が聞こえて来て
「言われなくても、分かってるしっ。
後片付けくらい、先に
させてくれてもいいでしょ?
こっちは…、
週末にしかお休みないんだよ。
ゆっくりさせてくれてもいいでしょ?」
とは…メリーに急かされた事に
こっちも自棄になってしまって返したが
もう時間は10時前だったので
ゆっくりしてるのは
十分にゆっくりしていたのだが