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妄想姫と魔法のステッキ【R-18】

第14章 貴方だけの特別なショートコース……***



「…んっ、はぁ、何っ…?
んんっ、身体ッ、が、…熱い…ッ」

『熱いの?じゃあ…服…脱いじゃう?
いろはちゃんは…そのままでいいよ…?
僕が…お手伝いしてあげるね?
服、ぬぎぬぎするんでしょ?』


まるで小さな子供に言う様にして

優しい声が上から降って来る

自分が着ている 

ブラウスのボタンが外されて…


『は~い、ぬぎぬぎ…ね。
どう?これで身体が熱いの、マシになった?』


自分のブラウスの前が開かれて

ブラが曝け出されて

そうされてる自分の姿が…ぼんやりとした

自分の視界には映っていて 

自分が今されている事が

ちゃんと目には見えていて

服を脱がされてるって頭では理解してるのに

そんな事をしなくていいって

お断りしないと…ダメなのに

どうにも…今の現実の現実味がなくて

夢でも見てるみたいになっていて

叶人を否定する言葉を
いろはは口から紡げないで居た



ふわふわとした感じがして…頭がぼんやりしてて

スルッと身体を撫でて来る その叶人の手が

ちょっとひんやりと冷たくて

熱く火照った身体には

その冷たさが 

心地いいって感じてしまっていた


「ん…、冷た…ッ」

『ふふ、冷たい?
僕の手が、冷たいんじゃなくて
いろはちゃんの、身体が…
凄く、熱くなってるんだよ?』


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