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妄想姫と魔法のステッキ【R-18】

第14章 貴方だけの特別なショートコース……***



『ほら、大丈夫?いろはちゃん、
紅茶…零れちゃう所だったね』

「あ、はい…すいません…。
何だか…眩暈が…してしまって…」

『大丈夫…?いろはちゃん…。
大丈夫じゃなさそうだね、顔色…悪いよ?
ミナトが…戻って来るまでの間…、
ここで…横になって少し休んだら?』

その…囁いて来る声に…

何故か…逆らえなくて

ふわふわとした…浮遊感みたいなのと

現実がどこか…現実味が無くて…

夢の中…にでも居る様な

現実なのに霞が掛かってて

リアリティに欠けるような…そんな感じで


例えるなら…お酒に酔ってる時…みたいだな…

何だか…ふわふわして…気持ちいい…な…

それに…凄く… 

この人の声が…心地いい

声を聞いてると…ふわふわして…

気持ちがいい…感じがするのを

いろはは感じて居たのだったが


『僕が…膝…貸してあげるからさ…。
僕の膝、枕にして…良いよ?いい子いい子…』

「はい。すいませ…ん、ちょっとだけ…
収まるまで…横にならせて…頂き…ま…す…ッ」


……とまぁ そこまで…は憶えている



それから…私…どうして…た…っけ…?

お酒…沢山飲んだ時…みたいに…

頭が…何だか ふわふわする

それに…身体が…熱い…し…

飲んだのは…紅茶…なのに…何で…

強いお酒…でも…

飲んだ後…みたいになってるんだろ…?


どうして……??


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