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妄想姫と魔法のステッキ【R-18】

第14章 貴方だけの特別なショートコース……***



あれ?…さっき…あの…叶人って

セラピストの人が用意してた

セトの分の…紅茶が…無くなってる…


いつの間に…無くなったんだろ?

思わず慌てていろはは
ソファの上のぬいぐるみの猫の方を見るが
ぬいぐるみはソファにもたれ掛っているままで

動いている形跡はなく…

どこからどう見ても普通のぬいぐるみだか

抱き枕なのか謎なのだが…それが

紅茶を飲むはずなんて…無いのに…ッ

この叶人さんの手品か…何か…なのかな?


『ねぇ、さっきからずっと、
僕の方じゃなくて、セトばっかり見てるけど。
セトの事、気に入ったの?セト抱っこする?』

「いっ、良いですッ、しないですッ…。セトに
紅茶が…掛かってしまったら、大変なのでッ」


そう全力でご遠慮させて貰った

だって…そんな抱き枕なのか

ぬいぐるみなのか謎だけど

紅茶を飲む様な得体のしれない物質は

得体が知れなさ過ぎて抱っこしたくない


『え~?そ~う?残念だなぁ。
セトは…いろはちゃんに
抱っこして欲しそうだけどなぁ~。
ね~?セト、そうだよねぇ?
じゃあ、それ…飲み終わったら…
履いてる…靴と靴下…脱いで…?
まずは、フットバスして、
それから脚のマッサージするから』

ここでする施術では

ハーブティーとフットバスと

フッとマッサージがサービスになっている様で

叶人がそう説明をして来て


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