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妄想姫と魔法のステッキ【R-18】

第14章 貴方だけの特別なショートコース……***



ここでのやり取りの間に
叶人と呼ばれたセラピストは
ミナトにLINEでこの旨を確認したらしく

オーナーからすれば
yesと首を縦に振るしか無い様な
そんな言い方でそう言って来て

その言葉の圧は強いのに
その声と口調は穏やかで
アンバランスでちぐはぐな印象を受ける


『あ~、そうそう。ヘルプ代の事??
う~~ん、そうだぁ~。
どうしようかなぁ~。だったら……、
料金は施術90分のコースに
ミナトの指名料でいいよ~。
僕の分は…施術の時間の、
僕がヘルプで入った分、割りでいいからさ。
じゃ、ミナトの施術室の鍵、借りてくね~。
僕、先に上で待ってるからさ。後でねぇ~』

そう言ってカーテンの向こう側の
プレッシャーと言うか存在感が
無くなったのを感じて

もうその叶人はそこに居ないのは
カーテン越しでも分かったのだが


淫魔のお兄様の返事を聞かないで

もうそれで押し通してしまった様だった


何と言うか…ミナトさんの昨日の話だと

この淫魔のお兄様がオーナーなはずなのに

さっきの”叶人”ってセラピストには

理由があって 逆らえないって感じだったな…


でも…昨日 

セラピストのパネル見せて貰った時に

さっきの人…らしい人居なかったけどな…

叶人って…名前のセラピストの人見てないし…


昨日は出勤してなかったのかな…??

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