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妄想姫と魔法のステッキ【R-18】

第14章 貴方だけの特別なショートコース……***



『ああ、やはり、姫様の
ご指名は、ミナトで御座いましたか…。
大変、申し訳ございません姫様。
ミナトの方は、
ただ今、…接客中でありまして…。
こちらに戻るまでに…お時間の方、
30分程…掛かるかと…。
他のセラピストでも宜しければ…、
すぐに…待ち時間なしで
ご案内出来るセラピストもおりますが』

「いえっ、今日私がここに来た理由は。
そうではなくてですね。
ミナトさんに用事がありまして。兎に角、
他のセラピストさんではダメなんです。
あのっ、待ちますッ。私…昨日の事で…
ミナトさんに…お出会いして、直接
私の口からミナトさんに、
お話したい事があるので…。
あっ、あの、お金…でしたら、
ちゃんとその分も、お支払いします…ので。
その、こちらで…ミナトさんが
お仕事から戻られるまで
待たせて頂いても構いませんか?」


いろはがミナトが接客しているのが

済むまで お金を支払うので

ここで待たせて欲しいと申し出ると

淫魔のお兄様が困ったなと言いたげな顔をしていて

自分のズボンのポケットから

スマートフォンを取り出して

ミナトの今日の予定表を表示させると


『その…、先程、ああ言いました手前。
お伝えしにくいのでありますが。
実は…この後にも…ミナトの方は、
常連のお姫様からのご予約の方が入っておりまして。
本日は…大変申し訳ないのでありますが。
ミナトの方は…、時間が予約で埋まっておりまして…。
お待ち頂いたとしても、ご案内をして
差し上げる事が…出来ないので御座います』


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