第5章 次の日…の朝
けど…もし もしかしてよ?
これが…夢じゃなかったら?
誰が…私のクリトリスに擦り付けた
愛液の匂いがプンプンしそうな
お姫様のステッキを
お清めしたのかと想像すれば
思い当たる人物は 一人…しかおらず
でも…昨日の夜のあの感じなら
メリーなら…そうするかも…と
そんな風にも考えてしまっていて
そうする事を…半ば強制されたとは…言え…
メリーに…自分のお恥ずかしい姿を
ありありと見せつける様にして
…見せてしまったのは事実で
それも…そもそも
チュートリアルに同意して無いのにッ私ッ
チュートリアル…と言う言葉に
昨夜の出来事が脳内で自動再生されてしまって
そのメリーとのチュートリアルを
鮮明に思い出してしまい
途端に恥ずかしくなって
ボスッとそのままベッドに
赤くなった顔をいろはが埋めると
「ああっ、もう。全部…
夢だったら…良いの…にぃいいいッ。
夢オチっ、いっそ全部、夢であれっ!!
お願いッ、神様ッ、夢にして下さいッ」
自分の顔をベッドに埋めたままで
いろはがバタバタと
悶絶しながら自分の足をばたつかせるが
その内… 気が付いてしまった
こんな事をしても何も変わらないと言う現実に
気が付いてしまった途端に
無駄な抵抗をする事に疲れて来て…しまって
そのままベッドの上でうつ伏せになって居ると
「…………ん?」
伏せていた顔をある事に気が付いて
ガバッといろはが持ち上げた