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妄想姫と魔法のステッキ【R-18】

第13章 メイド服を着た姫様と世界樹



卑猥棒の状態のステッキを
いろはが自分の顔の横に持って来て
う―――んと唸り声を上げると
トントンと指先で自分のこめかみをタップして

「あっ、そうだ!こんな感じだ…ッ」

『姫様ッ、なりません。お待ちくださいッ!
今の状態で、創造をなさっては…!!』

そうメリーが大声で

いろはの事を止めて来て

私としては 軽い気持ちだった

今からシナリオをして魔力を補充するなら

もう1つ位 小さい物だったら

ベッドぐらいだったら 

創っても大丈夫だろうって

前に海と大地を一緒に創ったぐらいだったから


それぐらいならって…小さい物だし

大した事ないやって

そんな風にしか…私は思ってなくて



何も無かった地面の上には

ちょっといいホテルの

貸し切り露天風呂にある

お洒落な貝殻みたいな

ラタンの屋根の付いた

リゾートテイストなデイベッドが姿を現して

この何も無い木々に囲まれた湖畔が

ブランコとデイベッドのお陰で

秘密の森林リゾート地の様に印象を変えていた



「そうそうこれこれ、こんな感じのやつ。
デイベッド?って言うんだよね?こう言うの。
一回さ、こう言うの寝てみたかったの~」

「姫様…お身体の方は…
そのご様子では…大丈夫…の
様で…あります…ね…」


創造をしたのは私なのに
メリーの方が数倍
疲れた様な感じの顔をしていた

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