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妄想姫と魔法のステッキ【R-18】

第13章 メイド服を着た姫様と世界樹




『姫様…あちらを…、
ご覧になって下さいませ』


大型の草食動物の群れがそう言えば

歩いているのが見えていたけど

それを人間らしい生き物が
集団で追いかけているのが見えて


「人間っ!!道具を使って狩猟してるっ」


『今は、狩りをして、肉を得ている様ですが。
狩猟から…、もう少ししたら大人しい
草食動物を、家畜として
飼育をし始めるでしょうね。
では…お茶を飲むのにいい場所が…
この近くにありますので、
そちらで午前の、お茶に致しましょう』

そう言ってメリーがフライカイトを移動させて

静かな湖畔の絶景が広がる場所に
メリーがフライカイトを止めると

先に降りて こちらに手を差し出して来るから

そのメリーの手に自分の手を置いて

フライカイトからいろはが降りると

メリーが私が作ったあのバラのお庭を
更にガゼボとアンティークの
テーブルセットだけにして
その湖が良く見える場所に設置をしてくれた


「凄い…綺麗な景色…、
澄んだ湖面に、山と木々が映ってて…」


『では、私は…
お茶の用意をして参りますので』

「うん、分かった。
その辺を散策して待ってるから。
あまり遠くには行かないから、大丈夫」

そう言ってメリーが
お茶の用意をしに行くのを見送って

いろははその周囲を
ひとり散策して過ごしていた


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