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妄想姫と魔法のステッキ【R-18】

第13章 メイド服を着た姫様と世界樹



今…こうして

私とメリーが見ている


こんな…世界の果ての辺境の地にある

この光景を…この世界に人類が産まれてから

どれぐらいの年月を掛けて 

この場所見つけるのかな……?とか

この場所に…なんて名前を付けるのかなとか…

そんな この世界の未来の事を…

想像する事にした


「綺麗…だね、メリー。
ねぇ、メリー、あのね。
また…今度…ここに来る時はさ…。
美味しいお紅茶も良いんだけどね?
美味し~い、葡萄酒とか…こう…、
泡が出る感じのさ
麦のお酒とか…が…あると良いなぁって」

『成程…、姫様は。こちらに
夜の大人の遠足…にお越しになりたいと、
その様なご希望に御座いますね?
でしたら、この後のご創造も励んで頂ければ。
また、近い内に…あの池に浮かべる
船でもご用意して、近くから楽しめる様に
メリーがお手配を致しましょう』

「何っ、船遊びって事?
船遊びってなんか、こう、贅沢って感じがする」

『船遊びは…貴族の遊びに御座いますから、
高貴な姫様にはお似合いの遊びになるかと』


メリーは2日3日で用意するとか

そんな感じに言ってるけど

船と言っても…簡単な

公園の池のボートみたいなボートなのだろうか?

それとも 平安貴族が船遊びしそうな感じの?

屋形船…みたいなのだろうか?

でも…この世界観なら…帆船みたいな…

サンタマリア号みたいな…感じ?

いや…でも 帆船がある様な…
そんな…時代でもないし

豪華なクルーザーみたいなの…とかとか??と

用意するボートが 

いろはは気になってしまっていたのだが


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