第13章 メイド服を着た姫様と世界樹
今…こうして
私とメリーが見ている
こんな…世界の果ての辺境の地にある
この光景を…この世界に人類が産まれてから
どれぐらいの年月を掛けて
この場所見つけるのかな……?とか
この場所に…なんて名前を付けるのかなとか…
そんな この世界の未来の事を…
想像する事にした
「綺麗…だね、メリー。
ねぇ、メリー、あのね。
また…今度…ここに来る時はさ…。
美味しいお紅茶も良いんだけどね?
美味し~い、葡萄酒とか…こう…、
泡が出る感じのさ
麦のお酒とか…が…あると良いなぁって」
『成程…、姫様は。こちらに
夜の大人の遠足…にお越しになりたいと、
その様なご希望に御座いますね?
でしたら、この後のご創造も励んで頂ければ。
また、近い内に…あの池に浮かべる
船でもご用意して、近くから楽しめる様に
メリーがお手配を致しましょう』
「何っ、船遊びって事?
船遊びってなんか、こう、贅沢って感じがする」
『船遊びは…貴族の遊びに御座いますから、
高貴な姫様にはお似合いの遊びになるかと』
メリーは2日3日で用意するとか
そんな感じに言ってるけど
船と言っても…簡単な
公園の池のボートみたいなボートなのだろうか?
それとも 平安貴族が船遊びしそうな感じの?
屋形船…みたいなのだろうか?
でも…この世界観なら…帆船みたいな…
サンタマリア号みたいな…感じ?
いや…でも 帆船がある様な…
そんな…時代でもないし
豪華なクルーザーみたいなの…とかとか??と
用意するボートが
いろはは気になってしまっていたのだが