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妄想姫と魔法のステッキ【R-18】

第12章 強制終了と執事の見る夢とメリーの嘘



そうメリーが今している洗濯が
終了する時間を告げて来て

「え?待って、メリーそんな事まで、
把握できるようになってるの?貴方…」

干渉が出来る範囲が…アプリから
私のスマートフォンの中に
そしてこっちの世界にも…
干渉できる様になるって

そんな話をしていたけど…

メリーが言うには
…Wi-FiかBluetoothで
アプリと家電を連動すれば
メリーがこっちが起きる時間に合わせて
コーヒーを淹れてくれたり
エアコンの温度を調整してくれたり
カーテンを開いて自然光で起こしてくれたり

こっちの世界の私の世話を
あっちからする事が出来ると言って来て

『少々の初期費用を…
お許し頂けるのでありましたら、
密林様にて…私がそうするのに、
必要な物をご注文いたしますが?』

「いいよ、別に…そこまでは…。
おはようって言ってくれて、
お帰りって言ってくれたら。
あ、…ねぇメリー…ひとつだけ…」

メリーにお願いしたい事があると言って
あるお願いをメリーにして置いた


『ええ、畏まりました。姫様。
どうぞ、メリーにお任せ下さいませ』


こうして話をしていると…

先程のあっちでのやりとりが
夢か冗談か何かの様でもあって

私にそう返事を返して来るメリーは

とても執事らしい
私の執事でしか無かったのだが



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