• テキストサイズ

妄想姫と魔法のステッキ【R-18】

第12章 強制終了と執事の見る夢とメリーの嘘



『来週の土曜日のご予定に御座いますね。
前日にはまた通知でお知らせ致しますが、
…高校時代のご友人の方々と…
隣の市までBBQに行かれるのでありますか…。
来週末の隣の市の天気の方は…
そのお時間は晴れの予報になっておりまして。
日中の最高気温は28度の予報に御座います。
十分な紫外線対策と、水分補給をなさって
熱中症対策も万全にお出かけになられて下さい』

そうだった…忘れてた こっちの…
スケジュールやコンシェルジュのアプリは
メリーによる浸食被害を受けてるんだった…

もしかして…LINEも…??

こっちがみのりちゃんとしたやり取りも
全部…メリーからは閲覧ができるって事??

いやそもそも 

みのりちゃんからLINEが来たって
メリーが教えてくれたんだった

それも…行先のBBQの場所の…位置と
情報を検索して ピンポイント天気も…
今の間に…調べたりしてる??してない??

「スケジュール帳…買おうかな…ッ」

『でしたら、オススメは
こちらのスケジュール帳に御座います』

そう言って…メリーからLINEに
オススメの手帳の商品ページが送られて来て

「ちょっと、何で勝手に
LINEのお友達になってるのよっ!」

『姫様の魔力が更に、高まりましたので。
私がLINEにも干渉が出来る様になりました。
LINEからお電話を、メリーから
姫様に差し上げる事も可能にございますよ?』


悔しいけど…メリーはイケボなので…

スマートフォンから流れて来るボイスは

耳には幸せな感じ…なんだけどな…ッ


『姫様、後7分程で…
お洗濯の方が終了致します』




/ 616ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp