第12章 強制終了と執事の見る夢とメリーの嘘
そのマッサージ店の
在籍しているセラピストを
紹介してるページを見つけて
軽い気持ちでクリックして
そのキャスト紹介のページに進むと
「あ、…この人…何となく…だけど
雰囲気が…ミナトさんに…似てる?」
ミナトさんに似た…雰囲気をしたセラピストが
そのお店には在籍してる事が判明して
「まぁ…他人の空似って可能性もあるしね、
偶然偶然…たまたまだよね?うんうん」
そのセラピストの名前や
プロフィールを確認もせずに
ホーム画面に戻して 通信を終了すると
スマートフォンをテーブルの上に置いた
「とりあえず…まだ時間あるし、
部屋の掃除とか洗濯とかしよっと」
動けそうな気分になって来たので
窓を開けて 風を通しながら部屋の掃除機をかけて
ものぐさをして溜めていた洗濯物を洗って
これは2回分纏めて 夕飯の買い物ついでに
近くのコインランドリーに乾燥機回しに行くとして
「部屋の掃除機…済んだら…後は、
シンクの掃除…と、トイレとお風呂の掃除っ。
後は、お布団に乾燥機…ついでにしておこっと」
いつもだったら ダラダラ寝てるか
気が向いたら買い物行くか
YouTube見たりしてお休み終わっちゃうけど
何故だか自分が整ってる感じがして
調子が良いなって感じがする…
「あ、そうだ…来週の…予定を
スケジュールに入力しとかないと…」
スマートフォンのスケジュール帳に
さっきLINEで聞いた予定を
入力しようとアプリを起動させる