第12章 強制終了と執事の見る夢とメリーの嘘
ボスッと…
いろはがローソファーの上に倒れ込んで
ローソファーに身体を預けながら
自分の部屋の 見慣れた天井を見上げる
そんな風に思うと…あのメリーに
数々の嫌味発言も…
そんな自分が長い時間感じて居た
不安とか孤独の裏返しなんじゃって
そんな風に…思うと…
自分が…この先…メリーと…
どう接すればいいのか…正直な所 迷ってしまう
『姫様、高校時代のご友人の高階様より
姫様に、LINEが届いておりますが?』
考え事をしていると
スマートフォンから大音量で
メリーの声が部屋の中に響いて来て
「わっ、わわっ!?めっ、メリー??
た、高階…って、ああ、高階みのりちゃん?
みのりちゃんからLINEが
来る…なんて珍しいな、なんだろ?」
メリーからLINEが来ていると言われて
いろはが身体をソファから起こすと
ソファの前の
小さな丸テーブルの上に置いていた
スマートフォンを確認すると
LINEのアイコンに赤い丸がついてて
その内容を確認すると
届いていたLINEは…メリーの言う通り
高校の同級生からで
そろそろコロナも落ち着いた頃だから
どうせ いろははフリーなんだし
合コンの数合わせに来いと
言う感じの内容のLINEで
良く良くLINEの内容を確認すると
次の土曜日にグループで
BBQするから来いと言う感じのLINEだった