第12章 強制終了と執事の見る夢とメリーの嘘
「めっ、メリィイイ~。
こ、これ、どうしたらいいの?
もっと、このお庭のサイズッ、
…小さくしたりとか出来ないの?
家があれなのに、合わないよ。
お庭小さくしたいぃいいっ。
何とかしてよ~、メリィイイ。メリーなら
何とか、出来るでしょ?助けてぇえ~」
『私が、姫様がお創りになったオブジェクトを
どうにかする…事は…、私にはどうにもと
言いたい所なのではありますが。
ああ、でしたら…ご提案では御座いますが。
表示される範囲を、オブジェクトを加工して
編集して制限致しては如何に御座いましょうか?』
「何でもいいから、この庭っ何とかしてぇえっ」
『そう…大きなお声を、お出しにならずとも
今、何とかしようとしている
最中に御座いますよ?姫様。
全く…、いろは様。
貴方と言うお方は…、
どうして…こうも…、
私の手をお煩わせになれるのか…』
そう言いつつも…姫であるいろはに
頼りにされるのは 自分が執事として
彼女に仕えていると言う実感を感じられるし
こっちも…無駄な事を
あれこれと考えずに済む…から
助かるには助かるな
『さぁ、ご準備が整いましたよ?姫様。
こちらが、オブジェクトのサイズを
調整したりする編集画面に御座います』
メリーが緑色のフレーム画面を
呼び出して表示して来てくれて
ここで オブジェクトの
サイズを調整したり出来るらしい