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妄想姫と魔法のステッキ【R-18】

第12章 強制終了と執事の見る夢とメリーの嘘



容量が増した魔鉱石のキャパシティを
容量が増した分以上に快感を感じちゃって
飽和してオーバーしちゃったから

あのシナリオの途中でこっちに
接続を強制遮断されて戻されたのか…も?


それに自分でも 何の根拠もないけど

今の自分の感じて満たされている 
多幸感が半端なくヤバくて
何でもできちゃいそうなんだよなぁ 今


それもこれも

淫魔のセラピストのミナトさんが

時間を掛けて私の身体だけじゃなくて

心の底のわだかまりも溶かしてくれたからで


やっぱり ミナトさんには色々と

ちゃんと…お礼…言いたかったなぁ…と

そう思うと…ちょっと
しょんぼりとしてしまうのだが


「ミナトさん…、びっくりしてないかな…?
突然…消えちゃった訳だし…。って
シナリオの中の登場人物なんだから、
…そんな事気にしなくて良いのか…な?」


そう…自分に都合のいい感じに

さっきの出来事を
いろはが割り切ろうとしてみるが

メリーには…あんな風に言われちゃったけど

どう考えても感じても 私からすれば

メリーもミナトさんも

ちゃんとした人格がある
ひとりの人間としか認識できないんだけどなぁ~


プログラム…にしては 人間臭いと言うか…

単なるアプリの範疇…のキャラメイクかなぁって

そんな疑問もあるけど…ミナトさんに関しては

個人の姫が作ったキャラだから

もしかしたら その姫の好きな人とか

近しい人とか実在の人物が
彼のモデルなのかもなって

そんな事を勝手に想像してしまう


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