第12章 強制終了と執事の見る夢とメリーの嘘
今は…メリーはベッドの上で
大人しく休んで?
もとい 強制的に休ませてるんだけど
「いい?メリー。動かないでよ?
私がいいって言うまで、そのままだからね?」
そう言って メリーにベッドの中に居る様にと
いろはが念を押してベッドの中に
メリーを残してその傍らを離れた
それにしても…
さっきの…あのメリーの慌てる様子は
いつも冷静な感じのメリーからは
想像もつかない感じだったな
とりあえず…
ごそごそと自分の部屋の棚の中に入れてある
常備薬とかが入ってる100均の
お薬入れにしているケースを
棚の中からいろはが取り出すと
自分がそう言うのを入れているケースも
ちゃんとこの自分が”創った”部屋にも
ちゃんとあってくれて助かったけども
ケースの蓋を開くと ゴソゴソと
そのケースの中の薬やシップの中から
お目当ての物をいろはが取り出して
「こういう時って、
冷えピタの方がいいのかな?
それとも…、
ホットアイマスクの方がいいかな?」
左手には冷えピタ
右手にはホットアイマスクを持って
さっきから
いろははそれを交互に見てるのだが
あのメリーの状況には…どっちがいいんだろ?
それよりも…
モンスターエナジーの方が良かったかな??
メリー何色が好きかな?
モンスターエナジー
確か冷蔵庫の中に
ピンクしかないけど…ピンクでも良いかな?