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妄想姫と魔法のステッキ【R-18】

第4章 チュートリアル……*



差し出されたお姫様のステッキを
いろはは躊躇してしまい
受け取る事が…
出来ないままに居たのだが

ニコッとメリーが笑顔になって
まぁなんて爽やかで素敵な笑顔と
その笑顔に騙されてしまいそうに
いろはは一瞬なってしまうが

『ああ。私とした事が…
大変失礼を…致しておりました』

そう言って 自分の手元に
差し出していたお姫様のステッキを
メリーが引き寄せると

ブブブブッ…っとスイッチを
ご丁寧に入れて下さって…

そのまま使用できる状態にして

私の方にもう一度手渡して来た


『はい、どうぞ…。
ご使用になって下さいませ。姫様。
ああ、私には、
何のご遠慮も不要にございます。
元はと言えば、その為に姫様はこちらを
密林様にて、お買い上げに
なられたのでありましょう?
使い方をご存じにあられないお方が、
この様な物を…ご自宅用には、
ご購入はなされないのでは?違いますか?』

ギクッと…図星を突かれてしまって
全く持ってその通りなんだけども
これの…使い方は…理解してる…つもりだ

『どうぞ…お受け取り下さい、姫様』

そうメリーが言いながら
振動するステッキを
いろはの耳元に近づけて来て

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