第11章 ようこそ!淫魔の癒しのマッサージ店へ…** 後編
囁いて来るミナトの声は優しい
優しいのに
甘く厭らしく囁いて来るその声が
自分の鼓膜を揺らす…その感覚すらも
今は自分の耳が敏感になってしまっている所為か
いろはの中で…気持ちいいって言う…
快感に…変換されて行く…のを…感じる
じわ…っと自分の中が…潤って来て
自分の身体…が期待してる…のを意識させられる
後で…ってミナトさんが言ってた
背中への愛撫も…耳への愛撫も…
それをされるのが…もう…される前から
気持ちいいって言うのが…
確定して保証されてるから
その気持ち良さを…勝手に想像しちゃって
アソコを濡らしてしまっていた
『耳以外も…、マッサージ…して行くから…、
痛かったり、嫌だったりしたら…言ってね?
いろはちゃんが、気持ちいい所とか、
もっと…して欲しい所、あったら…、
それも言ってくれていいよ』
耳から離れた指が そっと両肩に添えられて
肩をするすると撫で下ろすと
二の腕を…肘に向かって
フェザータッチで撫で下ろして行く
腕なんて…愛撫された 経験も…無いし…
感じて居る気持ち良さは…
心地良さ…に近い感じで
腕を上から下に 一気に
パウダーを馴染ませた指で撫で下ろされると
『ここも…良さそう…だね…』
そう言って 肘のすぐ上の辺りの
二の腕の内側の所から脇の下へと
触れるか触れないかの
絶妙なタッチで刺激して来て
その手が脇の下の方に近づくと
ぴくッといろはの身体が小さく跳ねる