第11章 ようこそ!淫魔の癒しのマッサージ店へ…** 後編
『いろはちゃん…、背中…感じ易いの?
気持ちいい?だったら後で…、いっぱい
…背中にキス…してあげる…から』
「んんんぅ、やぁ…んんっ、
背中…っ…はぁ…ンんッ」
こんな風に軽いタッチで触れられてるだけで
ふにゃふにゃになりそうに
気持ち…いいの…に
背中に…キス…なんて…
されちゃったら…どうなっちゃう…の?
『まだ…緊張してる…?
ここ…に、力…入ってる…』
そう言って肩に無意識に入っていた力を
リラックスして抜く様にミナトが促して来て
頸の方から 肩へと
普通にマッサージをする様にして
ミナトに首から方へと
スリスリと何度か擦られて
段々と肩の力が自然と抜けて来る
『そうそう…大分…、
身体に入ってた力…抜けて来てるね。
いい感じだよ、上手上手』
ハッキリ言って私は何もしていない
ただ寝転んで ミナトに
マッサージして貰ってるだけ
それなのに 上手だと褒められてしまって
自分が何か凄い事でもしてるみたいな
そんな気分にさせられてしまう
肩に入ってた…力抜いただけなのに…
『耳…、次は…して行くから…』
え?耳って言った?
『粉は…つけない様にするね…。耳は。
耳は…触ってもいい?大丈夫?』
気のせいかと思ったけど
やっぱりミナトは耳だと言って居て
耳のマッサージ…するの?
「あ…っ、はい…、大丈夫…です」
『じゃあ…、耳も…マッサージして行くね…』
ミナトの手がいろはの両耳に添えらえて
空間を作る様にして手で覆って来て
耳の全体を包む様にして温められる