第11章 ようこそ!淫魔の癒しのマッサージ店へ…** 後編
脊柱の部分を…
項の下の辺りに指を開いて添えた
3本の指で手首のスナップを利かせて
一度項の方側に絶妙な力加減で撫で上げてから
するするする…っと指を滑らせて
腰の方へ向けて撫で下ろして来て
ゾクゾクゾクッ…っと脊柱の中を
ミナトのその手の指の動きに合わせて
甘い電流の様な…痺れが…走るのを…感じる
トンっとその指を腰まで撫で下ろすと
つつつ…っと腰側の辺りで
広げた指の面を大きく使って
手首を捻りながら回転を加えて
腰を撫でると 広げて伸ばした指を集めて
「……んんぅ、あぁ、…っ」
心地いいのと気持ちいいのが一緒に来て
自分の頭の中が混乱しつつも
その絶妙なタッチのマッサージに
甘い声を出してしまっていて
『……いろは…ちゃん…、
背中…感じ易い…んだ?可愛い…ね』
そのまま今度は両手で背中を
フェザータッチで撫で上げられて
その手を肩に向かって広げられて行く
「ふあぁ、んんっ、…あぁ、…んっ」
する…っと項の髪の毛を持ち上げられて
髪の下に隠れている項を晒されてしまうと
首と後頭部との境界線から
肩の方に掛けて…
同じ様に両手を滑らされて行く
肩甲骨の間から肩甲骨に掛けて
内側から外側へと背中の上を手を滑らせて
背中って…こんな…気持ち…良かった…っけ?
「んっ…ふっ…ァんッ」
ミナトにその手を背中に滑らされる度に
甘い痺れが指を滑らされた所から生まれて
もっと…ミナトさんに触れられる
この心地いい気持ちの良さを
感じて居た…いといつの間にか思って居た