第11章 ようこそ!淫魔の癒しのマッサージ店へ…** 後編
そうミナトに説明をされたけど
オイルマッサージなら知ってるけど…
パウダーマッサージって…何???
説明が抽象的過ぎるのも相まって
聞きなれないその言葉に
いろはが今から自分は
ミナトに何をされるのかと混乱していると
『じゃあ、身体にパウダー乗せて行くね?』
そうミナトの声が背後から聞こえて来て
ふわっふわっの毛の長いパウダーパフで
ぽんぽんっとバラの香りのする
文字通りのパウダーを背中に
ぽんぽんぽんとはたく様に乗せられて行って
まるで自分が…
お風呂上がりの赤ちゃんにでも
なって居るかのような気分になって居ると
そのまま背中の全体に
ふわふわのパフで
たっぷりのバラの香りのパウダーを
乗せられて広げられて行く
背中だから見えないけど…
自分の背中が…
今からフライにでもなる…為の
衣をつけている
途中経過…みたいになってそうだ
そのまま肩から両腕にそれを広げて行って
ぽんぽんとパウダーを乗せられて行く
スルッとミナトの指先が…触れるのか
触れないのかの微妙なタッチで…
パウダーまみれ…になっている
いろはの背中に触れて来て
ビクッと…反応してしまって
いろはの身体が小さく跳ねた