第11章 ようこそ!淫魔の癒しのマッサージ店へ…** 後編
お姫様抱っこでベッドルームに置かれている
大きなキングサイズのベッドまで運んで貰って
ゆっくりと ベッドの端に降ろして貰った
こっちが落ち着くのを…
ミナトは待ってくれているのか
私をベッドの端に降ろした後も
ぎゅっと彼にされていて
時折背中をトントンとして貰って
その…心地の良い…体温の温もりに…
自然と…身体の緊張も解れてている様だった
『いろは…ちゃん、
もう少し…、このまま抱き合って
こうしてたい気分?それとも、施術…する?』
そう耳元で問いかけて来て
こっちの意思を尊重してくれる…様で
どうしたいのかと意思を確認して来てくれて
お付き合いをしてる彼でも
そんなムードになったら
こんな風にどうしたい?
なんて聞いてくれないだろうし
多分今頃…はベッドの上に
身体をキスしながら押し倒されて居て
バスローブなんてひん剥かれて
おっぱいでも揉みながら舐められてるよ…
こんな風に…優しくされたら
…勘違い…しちゃう
自分がまるで…初めての子にでもなったみたい
良いのかな…って…思う…
こんな風に…キス…したり…
名前…を呼ばれたり
ぎゅううって抱きしめて貰ったり…
こんな風に…誰かと…
同じ時間をベッドの上で過ごす事…が…
煩わしい 苦痛の時間だって…そんな風に
自分の中にため込んでいた 行為への不満とか
彼に対する気遣いとか…そんなのが…全部…
綺麗さっぱり…にリセット…されて行くみたい