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妄想姫と魔法のステッキ【R-18】

第10章 ようこそ!淫魔の癒しのマッサージ店へ…** 前編 裏なし




『……いろは…、キス…、してもいい?』

「……んっ、キス…なら…、
さっき…も、し…ッ、…んんっ!!」


した…と言う前に その続きを
紡ごうとしていた唇を
ミナトの唇で塞がれてしまって

遠慮する様子もなく…貪る様なキスに

頭が…溶けてしまいそうで

クラクラと…目が回りそう…になる


「んっ!!?…ふ、っ、…んぅ゛ッ…」

『……いろは…ッ…』


こんな…熱い…キスを…されてしまって…

こんな風に…そんな顔をしながら

堪らないと言いたげにしながら

下の名前を… 愛おしむかの様にして

呼び捨てて 呼ばれてしまったら…


この…時間限定の… 今だけの

お金で買った恋人ごっこ…に…

こっちも…その気になって
しまいそうになって居て

じわじわ…と…自分の中で…

彼の…魅了の…魔法が…

その効果を発揮して来て居るのを…

いろはは感じて居た


その肩に腕を回して縋り付いて

彼の耳元で 何度も ミナト…と

彼の名前を呼んで 形振り構わずに

ミナトに好き好きッ…って

言ってしまいたくなってしまって居て

その衝動を…抑えつける…理性が

段々と働かなくなって来つつあって…


そう言えば…昔 読んだ小説か何かで

淫魔…が… 生気を吸う対象が

好意を寄せて居る相手に擬態するのは…

その対象の…警戒心を…解かせる為…で


その…対象が…想いを寄せている


相手の事を… ”好き”って…

感じて…思って居る…

その…好き…の…エネルギーも…

一緒に捕食…してるって…聞いた事…ある…

だから…その感情を捕食対象から得やすい様に

その捕食対象が好意を寄せている相手に擬態したり

自分に”好き”って感情を抱かせる為に

魅了(チャーム)の魔法を…使うんだって…


そんなのは…何かのご都合主義の

後付けの…設定…なのかも…知れないけど…ッ


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