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妄想姫と魔法のステッキ【R-18】

第10章 ようこそ!淫魔の癒しのマッサージ店へ…** 前編 裏なし



自分の頭の中…が

彼とのキスへの期待で一杯になる


アレ?…これって…何だっけ?

ミナトさんの言葉だけ聞いてたら

これって…何してるのか
自分でも分からなくなって来ていて


うっかり…自分が 目の前の彼を

セラピストとして買っていると言う事実を忘れて


もう…ずっと…昔から

この人と…恋人同士…だったのかと…

そんな…風に…思ってしまっている
…のは… 私の気のせいじゃない…はず


『いろは…、こっち…見て?
ねぇ、俺の…目…見てよ』


そう言われてしまって 

言っている内容は…命令に近いのに

その声も…乞う様に…響いて

甘く…切なく…懇願されてしまえば…


その命令に抗えずに

従うままになってしまって居て

…見つめる様にと言われて

見つめるミナトの瞳の中に

自分の顔が…映っているのが見える


ミナトの瞳の中の…自分を見ている内に

ミナトと…見つめあって居る状態に
なってしまって居て


『ダメ…、そのまま…。視線、逸らさないで…』

「……――――ッ!!」


見つめ合って 絡め合ったままの視線を

逸らそうとしようとした時に

そうミナトに言われて

その行動を…禁止されてしまって


絡み合った…視線に 縫い付けられた様に

自分の指先すらが…自分の手…なのに…

動かす…事も…難しく…なってしまって

自分の視線すらも…自分のモノでなくて


彼の…ミナトの物…だったのかと

そんな勘違いを…募らせて行く…


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