第10章 ようこそ!淫魔の癒しのマッサージ店へ…** 前編 裏なし
一緒にリビングのソファに座って
あんかけチャーハンを頂く事になったのだが
これは…しっかりとした…お家デート…だな…
そう言えば…と
いろはが自分の過去を振り返ると
今まで 付き合って来た男の人に…
こっちが料理を作ってあげることあっても
こんな風に 男に人にご飯をこっちが
作って貰うのって初めてかも…???
じっと…こっちに視線が注がれているのを感じて
『いろはちゃん、
どうしたの?食べないの?』
「あっ、いえっ、すいませんっ…。頂きます」
添えて貰って居たレンゲで 1口
ミナト特製のあんかけチャーハンを
いろはが自分の口に運んで 口に入れると
『どう?味…、大丈夫そう?美味しい?』
「はい。チャーハンも
スープも凄く美味しいです。
あんな短時間で、
こんな美味しい物が
作れちゃうなんて、ミナトさんは、
お料理上手…なんですね…。
私は…どうしても…一人だと…
手抜きしてしまうので…、尊敬します…」
『ああ~、良かったぁ~。
そうなの?お料理出来ない女の子も
それはそれで、可愛いけどね?
相手が出来ないなら、
俺がすればいいだけだしさ』
そのまま ミナトに
ニコニコ顔で見守られながら
ちょっと食べにくいと感じつつも
チャーハンとスープをいろはが食べ進める
『ああ、そうだ、
いろはちゃん、ワイン飲む?』
ある程度…食事が進んで来た頃のタイミングで
ミナトがワインを勧めて来て
「あっ、はい…、ワイン
ありがとうございます。頂きます」
トクトクトク…っと
ミナトがこっちのグラスに
ワインを注いでくれて
その仕草を見ていると…
ホスト…って感じがするな…
ありがたくグラスにワインを注いで貰って
手料理とワインまで すっかり
ご馳走になってしまって居たのだけども