• テキストサイズ

妄想姫と魔法のステッキ【R-18】

第10章 ようこそ!淫魔の癒しのマッサージ店へ…** 前編 裏なし



これは…所謂…

お家…デート…っ…と
言う事…なのだろうか?

連れて来られたお任せのデート先は

ミナトの家…もとい 
彼のマンションだったのだが

やっぱりお家デートと言えば

定番は映画…を観たりだとか

一緒にゲームをしたり…だとか…


ミナトの部屋は 端的に言うと物が無い

綺麗と言うか…あんまり物が無くて

生活感のないモデルルームの様な部屋だった


物欲が…あまりないと言う彼は…
そんなにあれこれと家具とか家電が
欲しいと思う事が無いらしく…

ソファとテーブルとテレビしか無い
必要最低限の物だけが
揃えられているリビングは…

実際の広さよりも 物がない分
すっきりとしていて かなり広く感じる

『適当に…、ソファにでも座っててよ。
冷蔵庫に、酒…冷やしてるのあるから』

ソファに座って待つ様に言われて
大人しく座っていろはが待っていると

冷蔵庫からミナトが
ハイネケンを2缶持って
こっちの方へと戻って来る

『はい、こっち…、いろはちゃんの分ね』

「あっ、はい、ありがとうございます」

こっちに向けて
どうぞと差し出された
ハイネケンの缶を受け取る時に

自分の手の指先が
ハイネケンの缶を持っている
ミナトの手に…チョン…と
自分の指先が触れてしまって

…夜景の時は…手を繋いでたのに

何故か…今は…不意に触れた…
指先の…感触にどきどきとしてしまって居る


ーーー
ーー



ごろごろと…テーブルの上に
ハイネケンの空の缶が転がっていて

『あのさ、聞いて…くれる?
俺さ…、ここだけの…話なんだけどさ…』

調子良く ハイペースで
ミナトの方はお酒を飲んでいたので
ちょっと酔っぱらっているみたいで

饒舌になったミナトが愚痴を
零すかのようにして話をし始めて

『俺さ…、淫魔…だからさ……。
こう…女の子の事…、やっぱりさ
食べようとする…じゃん?そしたらさ』

/ 616ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp