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妄想姫と魔法のステッキ【R-18】

第10章 ようこそ!淫魔の癒しのマッサージ店へ…** 前編 裏なし



ちゅ…ちゅ…と数回…唇に
軽く触れるだけのキスをされると

ぐい…っと唇に唇を押し付ける様にして
圧を掛けられるキスをされる

「………んっ、…ん…ッ」

ビクッと身体が勝手に跳ねてしまうし

吐息と一緒に…僅かな声が漏れてしまって居て

息を鼻から吸う度に…ミナトからする…

男性用の香水と 彼自身の香りが混じった

甘い香りが…いろはの鼻腔を刺激して来て

その香りを嗅いでいるだけで…

どうにも… 頭が…霞が掛った様に

ぼんやりとして来て…しまって


ミナト…さんは…素敵な…彼氏だなぁって…
そんな事を…ぼんやりと…しながら
纏まらない思考の頭で…
いろはは考えていて


あれ?…ミナトさんって

私の…彼…だった…っけ? あれ?

半分夢でも観てる様に

自分の考えが上手く纏まらなくなって居て

もっと…あの…甘い甘い
ミナトさんの香りを…嗅ぎたいって
そんな衝動にも似た感情を

いろはは自分の中に抱きつつあって

そうでありながらに… その感情を

自分の理性がブレーキを掛けさせてくる



『(あれ?おかしい…な。
……ちょっと…、効くのに
時間が掛かる…タイプなのかな…?)』

何かを…ボソッと目の前のミナトが
キスの合間に言っていたのが聞こえたけど

ミナトが何かを言っているのは
自分の耳には聞こえているのに
その言葉の意味が…
いろはには分からなくなって来て居て

「……ミナト…さ…ん?」

『…何でもないよ、いろはちゃん。
さっきのは、俺の、独り言だから…。
さ、まだ時間あるし…もう一か所…行こうか?』

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