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妄想姫と魔法のステッキ【R-18】

第10章 ようこそ!淫魔の癒しのマッサージ店へ…** 前編 裏なし



そうか…夜景デートだったら…
当然…周囲も暗いし 
足元も不安な感じだから

こんな風に…手を差し出して貰ったら…
自然に…その差し出された手…を
こっちも遠慮したり 
恥ずかしがらずに自然に取れちゃう…な…

流石は …元ホスト…の
淫魔…なだけある…と
いろはは内心…感心をしつつ

「はい…、ありがとうございます…ッ」

差し出されたミナトの手に自分の手を重ねると

そのまま ミナトに手を握られて

繋いだ手を引かれるままに
展望台のウッドデッキの上を移動して行く

そのウッドデッキのエリアは
数組のカップルが等間隔に並んでいて
それぞれの時間を楽しんでいる様だ


今…こうして…この夜景の綺麗な
ムードのある展望デッキを
手を繋いで歩いている
私と…ミナトも…そんな風に
夜景デートを楽しんでいるカップルに
周囲から見れば 見えるのだろか?


こっち…と言われて導かれて

ウッドデッキが途切れて…

「足元…悪いから気を付けてね?」

足元が悪いと言った通りに
その先は…細い木の間を縫う様な
通路になっていて その通路の先も
狭い急な階段の様な場所を
恐々 ミナトの手を
ぎゅううと握ってしまいつつ
彼に置いて行かれない様に移動して行くと


その展望台に隣接している

小さな公園の様な場所に出て


ミナトが言うには…この公園には

駐車場が無いし…

展望台として整備されてないから

夜景が…部分的に木が邪魔して見えない分

こっちの公園から…

夜景を観る人はほとんどいない

自分が知ってる穴場なのだと教えてくれて


行先は…お任せにしたのはしたのだが

本当に…このミナトと言う淫魔の

お気に入りの場所に

案内をして貰ったのではないかと

いろはは…
勘違いをしてしまいそうになっていて

自分の胸が…どきどきと早鐘を打ってしまっていて

そわそわとしてしまいつつ…

まんまと…良い様に既に この淫魔の

彼にペースを乱されてしまって居る気がする


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