第10章 ようこそ!淫魔の癒しのマッサージ店へ…** 前編 裏なし
「あ、すいません…。
ちょっと、急用を思い出したので…帰ります」
『ちょっとぉ、何よ何よ?
そんなに、慌てて、逃げなくったってぇ。
別に、貴方の事、取って食いやしないわよ。
ここに、用があって…来たんじゃないの?貴方』
いろはが回れ右をしても
その入口の自動ドアは無反応で
そのドアに自分の手を掛けて手動で
強引に開こうとしても 動く気配も無くて
「(え?…ドアが…開かない…?)」
幾らドアを開こうとしてもピクリとも動かない
鍵が掛かっている訳じゃ無いのに
無料案内所から外に出る事が出来なくて
凄い…今回のシナリオはシナリオを作った人の
シナリオに対する拘りが…凄いと感じてしまいつつ
そのシナリオの展開に従うしか無さそうだった
『あらぁ~、貴方、人間なの?珍しいわ。
ふふ、良く見たら、
貴方、中々、可愛い顔してるわねぇ~。
今日はぁ、どんな遊びがご希望なのかしらぁ?
ホストクラブ?それともマッサージ?
もしかして、女の子同士のお店の方かしら?
ふふふふっ、これがお仕事じゃなかったら。
私が…遊んであげたいぐらいだわ~』
声…かなり…野太いな…
このオネエのエルフさん
いや…身体もムキムキマッチョだけども
でも…しっかりオネエなんだな…
いや…でも 私と遊べるなら…
バイセクシャルなオネエなのかな…??
凄いな…キャラ設定
てか…凄いナチュラルに言って来たから
普通に聞き流してたけど…
女性向けの風俗店って…
女の子同士のレズプレイのお店もあるんだ
自分には知らない世界過ぎて…
色々と理解が追いつかないけど
内心ちょっと…それが…
スライムの女の子が在籍してるお店なら
…ちょっと行きたいかもと
そんな事を思わず考えてしまって居て
本来の目的を忘れてしまいつつあったのだが