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妄想姫と魔法のステッキ【R-18】

第9章 スライムと世界樹



メリーが上空でホバリングする様にして
そのまま空中で止まると
こちらに目を開ける様に促して来て

閉じていた瞼をいろはが開くと

自分の身体の下には…先程私が創った
砂浜と山脈とリアス海岸が見えて

「砂浜ッ!!それに…山脈も…、
あっ、あれ!…あそこの山……ッ」

この世界の一番高い山…を
イメージして創った
この世界の一番高い山をいろはが指さして
メリーにその高山を見る様に促して

「メリー、あの山はね。この世界で
一番高い山…って…イメージして作ったの」

『でしたら…姫様…、あちらの山にお名付けを…』

「名前…、付けていいの…?私が…」

『ええ、勿論…に御座います。
姫様がお創りになられました山に御座います故』

そうは言っても…山の名前…なんて…

私はエベレスト…位しか知らないし…

でも…如何にも…高い山って感じに

その山の山肌は一年中

溶けない雪に覆われていて

この場所からその山を見ると

真っ白の練乳が沢山
掛かったかき氷みたいに見える


「じゃあねぇ、あの山は…
”ミルキーフラッペ”
特盛の練乳味のかき氷みたいだから…ッ」

『姫様…、今…あの山が…かき氷…、
みたいだと…そうおしゃいましたか?』

「え?だって…標高の高い山って
大体皆、そんな見た目してるから…。
練乳味のかき氷…みたいじゃない?雪山って」

『後で…あの山の氷を持ち帰りましょう』

「え?あの山の氷を?
そんなの持って帰ってどうするの?メリー」


メリーが言うに…この世界は

私のイマジネーションの影響を受けるから

あの…今命名したこの世界の最高峰である

ミルキーフラッペは…練乳かき氷が

年中食べられる山になったのだそうな


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