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妄想姫と魔法のステッキ【R-18】

第2章 魔法のステッキとイケメン執事



はっ… もしかしてッ
私が…カーソルを動かしまくって
メリーさんで遊んでいたのが
メリーさんにバレてた?とか?

「メリーさんは…、私の心でも読んでる訳?」

音声認証が付いているので
マイクのボタンを押して
メリーさんに話しかけると


『いえ…、そうではありません…。
姫様…、どうぞご遠慮なさらず。
私にさんは不要にございます…。
私の事は、メリーと、お呼び下さい…。


”まずは…姫様の事を、お教え願えますか?”』


普通に流暢に会話をしていたと思ったら
突然に定型文の様な話し方で
メリーがそう声をいろはに掛けて来て

画面には自分のデータを
登録する画面が表示されている

「えっと名前に…、誕生日、血液型…?」

5分程もあれば入力できるデータだったので
簡単なパーソナルデータを入力すると

『姫様のお名前は…、
緋色 いろは様にございますね?
では…、
このアプリの世界を案内致します前に。
まず、こちらの…中から…
お好きな玉子をひとつ…
姫様にお選び頂きたいのですが…』

「突然に羊の執事に玉子選べって言われた…。
と言うか、名前凄い…自然に呼んで来たな…」

昔プレイした事がある乙女ゲームの
名前を呼んで貰えるシステムは
如何にも…な感じの合成音声だったけど…

時代も…進化するんだなと
いろはが感心をしていると

『姫様のお好きな玉子を一つ…、
こちらから、お選びください』


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