第9章 スライムと世界樹
『申し訳ございません、姫様。
このメリーにはシステムの開発者である
運営様には、例え主で御座います、
姫様のお望みにありましても。
私のプログラム上、逆らう事は出来ませんので。
ピンクラビットスライムは…、
交易が出来ない事には。このメリーにも、
姫様のお望みでありましても何せ
1姫様の世界の、特産品で御座います故、
直ぐにはご用意は難しいのでありますが…。
その代わり…になるかは、
わかりませんのですが。
普通の…極々世間一般で
スライムと呼ばれております。
グリーンスライムでよろしければ、
姫様…次第では…あるには御座いますが…、
近い内にこの姫様の世界にも…、
生まれて来る事になるかと…』
「そうなの?
緑のスライムなら、出来る??
緑で良いの!!ピンクじゃなくても、
緑が居ればいいの!!緑のが良い」
そうメリーが勿体ぶる様にして言って来て
私がピンクラビットスライムが欲しいと
メリーにお願いしてみたのだが
今は私の世界のレベルが不足しているから
交易が出来ないのでピンクラビットスライムは
今は手に入れようがないと言われてしまって
私が今 創造している世界に
色々な生き物を早く進化させて…
種類を増やす為の…グリーンスライムを
発生させる為の方法があると…言って来て
私からすれば それは
その夜のお供のピンクのうさぎスライムよりも
グリーンスライムを手に入れられる方が
願ったり叶ったりな話だったので
メリーのその提案に
いろはは即決で乗っかったのだが
さっきの魔力補充で私がステッキに
かなり大量の魔力を補充していたので
(あれだけイキまくっていれば…、
それは当然だとは思うけども)
今の状態なら私の世界に
新しく創造をする事が
出来ると言う事らしいので
今…私は…メリーと一緒に
私の部屋の外…へ来ている