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妄想姫と魔法のステッキ【R-18】

第9章 スライムと世界樹



確かにメリーの言葉の通りに
どんなロールプレイングゲームでも
大体一番最初にエンカウントするのは

グリーンスライム…に
相場が決まっている気がする

もう…ロールプレイングゲームの世界の
定番のお約束的な…感じ…でもあるか…



『駆け出しの冒険者に
経験値を与える存在として、
一番最初に遭遇するであろう、
子供でも倒せるモンスターとして、
フィールドの登場するのが、
スライムと言うモンスターの運命。
それこそが、アイデンティティ。
スライムと呼ばれる、彼等に
課せられた使命であり役割に御座います故』


どこの世界でも…掃いて捨てるほどに
大量に沸いてしまう
そんな存在であるモブモンスターの
スライムについて酷く熱心にいろはが
メリーに対して説明を求めて来て

駆け出しの冒険者に…手あたり次第に
経験値稼ぎの為に狩り取られるだけに
生まれて来ると言っても
過言ではない様な存在であるはずの

スライムが何故に

姫様のお心を…そうさせて居るのかは…
メリーにはさっぱりに
理解が出来なかったのだが

「あのさ、メリー。だったらさ。
スライムって、ペットにして飼える?」

『スライムを…に在りますか?
ええ、勿論。スライム種は気性が
穏やかな物が多いですから、
ペットとして飼うのにも適しておりますが。
姫様が、スライムをご所望に御座いましたら…、
スライムの1匹、2匹とは言わず、
100匹でも、それ以上でも。
姫様が存分にスライムと戯れて、
存分に愛でられます様に…姫様専用の
スライムを各種取り揃えました、
スライム牧場でも…、
メリーがご用意を致しますが?』

スライムをペットとして飼いたいと言うと
メリーがスライムを飼いたいなら
スライム牧場を用意すると言って来て


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