第8章 歓迎!ようこそ極楽温泉……** ※異種・GL※
ぽよんぽよんと
その瓶の前でステラが跳ねるから
ここに自分を入れろと言う意味なのだろう
「ここに…、入りたいって事?」
いろはがスライムを自分の手に乗せると
その温泉の入った瓶の中に
スライムをぽちゃんと沈めて
沈めてしまってから…
これ…息出来なくて…死ぬんじゃないかと
いろはは不安になりながら
その瓶の底のに沈んでいる
スライムの様子を上から眺めていると
スライムは水の中でも平気な様で
と言うか…さっきまでは
肉まんのサイズだったのに
今はバレーボールのサイズになっている
「良かった、大丈夫そうで。
と言うか、さっきより、大きく…なってるし。
へぇ~、スライム…って、
水に浸けたら大きくなるんだ…知らなかった」
その分…温泉が
スライムの体内に吸収されて居るのか
瓶の中のお湯が減っていて
いや…そうして見ている間に…
お湯が…どんどんと減って
「え…、嘘でしょ?
…まだ、大きくなるの?これ…ッ」
そして…瓶の中が…
緑の液体で一杯になってしまって
どうやら…この瓶の中が全部
温泉を吸って
膨張したスライムになっている様で
もう瓶の中が…
スライムになってしまってるので
隙間なくハマってしまって居るのか
動けなくなってしまって居る様だった
「よいしょ…っと」
ズルズルといろはが瓶の中から
温泉を吸って大きくなってぬくぬくの
ぽにょんぽにょんになっている
湯たんぽの様に温まった
スライムを瓶から引き出して行く