第8章 歓迎!ようこそ極楽温泉……** ※異種・GL※
「はい、スライム風呂を
お願いします…、えっと…これを…」
入口で代金と引き換えに
貰った木の札をスライム風呂の受付に渡した
『はい、確かに、
木札の方確認を致しました。
では、そちらの水槽の中から
お好みのスライムの方を
…おひとつ…お選び下さい』
好きなスライムを選んでくれと言われて
水槽の中に入ってる
肉まん程度のサイズのスライムから
好きなスライムを選んでいいらしく
ぽよんぽよんと水槽の中で
カラフルな色んな色の
スライムが跳ねているのが見えるが
その水槽の中に居るスライムに
じっといろはが目を凝らした
色が違うのは分るけど…
その違いが分からない
いろはの目にはどのスライムも
単なるスライムにしか見えないから
何を基準にして
この中から1つを選べばいいのかが
私はスライム鑑定士じゃないから
スライムの好し悪しの判断基準が
…全く知識にないし分からない
「あの…、すいません、
これは何が…違うんですか?」
『緑のグリーンスライムが初心者向けの
大人しい性格のスライムになります。
緑に慣れて物足りない頃の方には、
青のブルースライムをオススメしております』
水槽の中には
緑・青・赤・黄・黒・紫のスライムが居て
受付のお姉さんの言うには
…黒と紫は他の色に飽きた
上級者の選ぶ色だと言う事らしいので
とりあえず…スライム風呂が初めての私は
緑か青がいいんだろうな…と思いつつ
受付のお姉さんが言うには黄色はピリッと
痺れて刺激的な感じで赤の粘液には
熱く感じる効果があって赤は情熱的な
性格をしてるスライムなので
激しいのが…お好みの方は赤がおススメらしい
説明を聞いたけど…ちっとも…わからないな…