第2章 記憶喪失 イソップ・カール
ナワーブside
イソップが目を覚ました
ゲームが終わってそう聞いたとき考えるより先に体が動いていた。
『イソップ!!』
医務室について、久しぶりに目を開けたイソップを見た。
イソップ「ヒュッ」
イソップは驚いていたんだろう。
喉から変な音をだしている。
、、、ああ、、本当に良かった、、、生きている、、イソップが、、生きている、、
『よかった、、ああ、よかったぁ、、』
目から涙が出てきそうになる。
イライ「カール君、、大丈夫かい?痛いところとかないかい?」
イライも、無理して平気な顔をしているのがわかる。
イソップに責任感じさせたくないんだろう。
『ひゃ、、、ひゃう、、あ、、』
いつもと違う反応に少し違和感を覚えた。
いつもならひねくれた返事を返してくるところだが、今回は顔を赤くして言葉が出てこないといった表情だ。
エミリー「イソップさん?まだ体調がすぐれないかしら」
いつもと違う反応にエミリーも違和感を感じたんだろう。
それに、まだ病み上がりだ。あまりしゃべらせるのも悪い。
『、、、誰ですか、、?』
予想外の返答にその場が凍りついた。
「「「「、、え、、?」」」」