第7章 動物園に行こう
ふれあい広場に到着すると雛鳥たちの目はより一層、輝く。
「あ!ねぇ見て!動物の野菜だって!」
乱がそれを見つけると雛鳥は食いついた。
「さんちょうもう、いちご…ご飯あげてもいい?」
私たちは分かっていたようにお金を集金箱に入れ、カップを2つ取り出した。
それを持ち、私たちは広場に入る。
カップを持っていたのは五虎退と雛鳥だったが、何故だろう…。
動物たちは私と一期の所へやってきた。
「え…いや、えっと…」
困惑した。私は何も持ってないはずだ。
「さんちょうもう、モテ期?」
「どこで覚えたの!?」
「保育園のゆーくんママが」
乱と雛鳥の会話に一期があぁ…と声を漏らした。
「ベンチに座ってご飯を持って、待っていたら来てくれるよ?」
そこの係の女性が雛鳥たちに伝えてくれた。