第7章 動物園に行こう
昼食が終わり、私たちは揃っていろいろな動物を見て回った。
象やキリン、シマウマといった動物を見たりゴリラの威嚇にみなで驚いたりしていた。
「次は?どこ行く?」
乱が地図を私から借りて広げる。
「もうすぐふれあい動物の庭というところみたいですよ?
そちらに行ってみます?」
五虎退が地図をゆびさした。
「ふれあい!!うさぎさんとかいるの?
抱っこできる?」
雛鳥が食いついた。
その様子にもう、そこに行くことが決まった。
「うさぎ、いると思うよ?
ここに書いてるのは…うさぎ、モルモット、カメ、ヤギ、体調によるらしいけどポニーにも乗れるって」
乱が雛鳥に教える。
雛鳥はその話を聞いて顔を輝かせた。
「いこ!早く行こうよ!ねぇ!」
雛鳥はソワソワと走りたそうだった。
「よぉし!そしたら競走しよう!いくよー!よーい、ドン!」
乱の合図に雛鳥と本人は走り出した。
「え、あ、ま、待って〜」
戸惑いながらも五虎退も走り出す。
今いる場所が広い場所で良かったと思った。
「転ばぬよう、気をつけてください?」
一期が3人に注意を促すが聞いちゃいないみたいだ。
「みんな元気ですね。」
一期は私を見て苦笑いした。
「本当にな。」
私も釣られて笑ってしまった。
とんだヤンチャとお転婆がいたものだと。