第7章 動物園に行こう
こうなったら方法は1つしかないか。
私が遠征を早めに終わらせればいいのではないか?
「でも、それはお前らに負担が…。」
「私は…恥ずかしながら雛鳥と遊びに行ってみたいと思ってたんだ。」
嘘では無い。
何を学び、何を見て何に心を踊らせるか見てみたかった。
「遠征のことも私に任せて欲しい。」
私は小鳥をじっと睨みつけただろう。
小鳥も私を見てしばらくしてから息を吐く。
「……わぁったよ。
ただし、絶対に無理無茶をするんじゃねぇ。
お前が破壊されたら、俺もあいつも困るからな。
いいな?」
「あぁ、もちろん。」
かくして、私のとても忙しい3日間になった。