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山鳥と雛鳥
第6章 雛鳥は分かっている
小鳥が見えなくなったあと、雛鳥は少し寂しそうだった。
「一時の辛抱だ。今日は私でもいいかな?」
雛鳥はこくこくと頷きギュッと私の手を握った。
「………。そしたらまずは夕餉からだな。
今日は雑穀米だと聞いている。」
「雑穀米!?」
雛鳥は顔を輝かせた。
「おかわりしてもいい?」
「ハハ…もちろん。いっぱい炊いてるからお食べ。」
頭を撫でると雛鳥の気持ちも少しは和らいだのかにこりと笑った。
そして、だいたいは私や一期一振を始めとする顔馴染みが雛鳥と過ごした。
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