• テキストサイズ

山鳥と雛鳥

第4章 心も成長する


30分ほど経った時、台所から加州たちの声が響いた。

「おーい、おやつ出来たぞ。」

加州の声に雛鳥はぱっと立ちあがった。

「おやつだって!みだれ!行こう!」

「うん!いいよぉ!」

乱も立ち上がった。

「さんちょうもうのも取ってくるね!」

にこにこと二人は満面の笑みを浮かべていた。

「その必要はないよ?
はい、三人分。」

安定が盆に乗せたおやつの器を持ってやってきた。

「わー!やすさだ!ありがとう!」

「うん。」

雛鳥は嬉しそうに二つの器を受け取り、乱は器一つと箸を二膳フォークを一つ受け取った。
私も机の上にある書類を、片づけた。

「さんちょうもう、はいどうぞ。」

「あぁ、いただくとしよう。」

雛鳥は、にこっと笑うと私の隣に座った。

「山鳥毛さん、どうぞ。」

「ありがとう。」

乱から私は箸を受け取る。
乱は、机の対角に座った。

「いただきます!」

雛鳥の元気な声を合図に私たちはおやつをいただいた。
/ 188ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp