第3章 自分の娘のような
目の前の女の子は似合っているのと彼かと思われて嬉しそうにドヤ顔をしていた。
「ちょっとここで山鳥毛を待とうじゃないか?
山鳥毛が見たら、色んな意味で驚くと思うんだ。」
小豆長光の提案にそれはいい考えだと思ったのか大きくうなづいた。
「あたしはさんちょうもうだからおしごとする!」
そう言うと小さな山鳥毛は父親の部屋に置いてある持ってきた自分のクレヨンを取り出した。
「あぁ、それはもう終わってるから…。
山鳥毛こっちに書いてくれないか?」
小豆長光は山鳥毛が残していった道具や日誌を片付けると幼子の愛用ノートをカバンから出した。
幼子は真面目な顔をしてノートに人の絵を書く。
小豆長光はそれを幼子の父親か他の刀剣男士が来るまで見守った。