• テキストサイズ

山鳥と雛鳥

第12章 君を想うがため


私は瞬時にそう思ってしまった。
分かっているよ。こんな小娘と山鳥毛じゃ釣り合わないとか色々。
でも、ここまでハッキリ言われると…

でも泣いちゃダメだ。
泣いたら山鳥毛に迷惑かけちゃう。

涙を堪えて私は笑った。

「そっか…そうだよね!
ごめんね、山鳥毛。とりあえず勉強があるから私戻るよ。お香ありがとう。
大事に使わせてもらうね?」

山鳥毛の返事を待たず私は自分の家、自分の部屋へと帰った。
帰ってから、ベッドの上で泣いた。

そうだよね…初恋は叶わないとか言うもんね。

さよならしなきゃなのかな…

泣いていたらいつの間にか、私は泣き疲れ眠っていた。
/ 188ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp