第7章 シルバーブレット
ミニ丈のワンピースはあっという間に腰上まで捲れ上がって
ショーツ越しに赤井さんの膝が蕾に当たって...
彼の手が腹の上に来て、そのまま大きな手で胸を覆い被す様に丈を捲し上げられると下着が露になって。
既に見られているのに...
初めて赤井さんとして、彼への気持ちにも自らハッキリと気付いたせいか
落ち着かないと言うか...あの時より何倍も緊張してしまう
熱を帯びていた体が酸素に触れて心地良いのに
少し柔らかくて、少しだけほろ苦くて、煙草の味がする舌が絡み合う度に脳が蕩けそうで...
『んっ...』
欲しい所に無い手は臀部付近をさわさわしていて。
それだけなのに腰が動いてしまう
「...まだ何もしてないぞ」
糸を引く唇が離れ、発された言葉にはどこか悪戯っぽさを感じて
『ん...いじわる...』
「さあ、なんの事だかな」
『ひゃっ...あぁっ...』
今度は内腿に指先が来て。あと少しなのに、届かなくて...
既に疼いてるのに...
もどかしくて、左腕を軽く掴む
「何かを申したいなら、ハッキリ言わんと分からんぞ」
どうやら沖矢さんと違って赤井さんは意地悪みたい。
けど恥ずかしくて...
掴んだ手をズルズルと離しながら何も言えずに視線を逸らした
『...沖矢さんの方が、優しかったなぁ...』
「ホォ...そこまで沖矢を気に入ってくれたのか、ならば...」
そう言いながら左手が離れ、ピッと電子音が。
「お前の望み通りにしてやろう」