第7章 シルバーブレット
『あの、赤井さんはその...組織で作っている薬を...ご存知ですか?』
物語の進み具合が分かっていなくて...
「詳しくは知らんが、それがどうかしたのか?」
『まあ、とある薬の事を真純ちゃんも知っているようだったので...どんな関係があるのか気になってしまいました』
「俺もよく分からんが、その薬と言うのは恐らくボウヤが飲まされた薬の事を示しているんだろう?」
『えっ...』
「あれが小学一年生な訳が無いだろう。工藤新一何だろう?」
『そう、ですね...』
と冷静に言われ...
赤井さんなら大丈夫という信頼があって認めざるおえなかった。
そういえば...
赤井さんがあの後どうなったのかが気になる。
『あの、赤井さん』
「どうした」
『聞きたい事があるのですが...その...』
「なんだ、言いたい事があるなら言え」
沖矢昴の時とは違って赤井さんは...凄くドライに見えるというか...
けどそこがまた良かったりもする
『はい...あの、赤井さんがあれからどうしたのか気になってしまって...あれ以降見ていなかったので』
「本当に見ていなかったんだな。あぁ、良いだろう」
そうして、現在に至るまでの事を話してくれた赤井さん。
大変なのは分かっていたけれど、こんなにも壮絶だったなんて...
『赤井さん...』