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スモーカー【名探偵コナン】

第1章 おわり


『べ、米花?』

えっ…?
米花?米花って…何県?私の住んでる東京にはこんな場所はどこ存在しない。

私は一体誰にどこまで連れ去られたの?
それとも自分で来たの?でも…そんなの有り得ないよ…

今さっきの安心感とは打って変わってまた目を覚ました時の様な不安に陥ってしまった。

お財布だって持ってないから何も買えないし乗ることもできない。

とりあえず近くのコンビニで電話を借りて友人に電話をしよう。

“お掛けになった電話番号は〜”

えっ。なんで、どうして…
どうして…存在しないの?

信用出来る人数人に掛けてもどれも同じだった。
訳の分からなくて今にも取り乱しそうな思いを抱えてコンビニを出て近くのベンチに座る。


なんで?何かがおかしい。
此処はなんなの?もしかして本当に異世界に来ちゃった?
夢なら早く醒めて欲しい。
「…さん」

なのに夢にしてはリアルすぎるし、いよいよお手上げ状態。
もしかしてこれが死後の世界とかってやつ?やっぱりわたし死んだの?
「…えさん」

どうしよう
「おねーさん!」

『えっ…』

目の前には眼鏡を掛けて赤い蝶ネクタイを付けた…
嘘だ、嘘に決まってるそんなはずが無い

『コナン…く…』

つい名前を呼んでしまうと直ぐに一瞬眉を顰めた少年。
あ、マズイかも。もしも本当にコナンなら怪しまれて大変な事になりそう

なんて事を考えながら気付けばまた走り出していた。

ああ、おわりだ。
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