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スモーカー【名探偵コナン】

第22章 またおわり?




あれ?此処って


私はさっきまであの雑居ビルで階段から、落ちて……
それで…



「起きたか、みなみ」


『あ、赤井さん!』



訳が分からない


此処は自分が元居た世界での部屋で間違い無い。


でも、でも…どうして?
あのビルに居た筈なのに



何故ここに居るの?
それに、赤井さんまで…



私達は二人でこの世界に来てしまった



この現実に直ぐに目が覚めた。
夢でも見ているかの様で、だけどしっかりと感覚は残っている

混乱もしているけど。



「ああ、俺も同じだよ」


同じと言うのは、今誰がどう見ても混乱している様子の私に対しての同感としての意味だろう。




『どうして…え、どういう事なんですか……』


「俺も正直混乱したが、どうやら今度はみなみの世界に来たみたいだな」




なんて事を赤井さんは冷静に話してるけど、本来自分が居るべき世界に戻ってきた自分自身が一番混乱している




それもそうだし、というか…
自分ってこんなにグッズを飾っていたっけ?




上体を起こしてから直ぐ視界に入ってきたのはグッズがズラリと並ぶ棚。
立ち上がって棚をじっくりと見てみる




此処と向こうとの時間の流れが同じなのかは分からないけど

赤黒シリーズが終わり、そのショックから徐々に離れる様になり

その後はちょくちょく見たりはしていたけど当時程の熱意は失われていた

だからグッズもほぼ手元には残していなかった。



その筈なのに、このグッズの量は何?


当時じゃここまで色んな種類のアクスタなんて存在していなかったし、それに
零のグッズまである。


友人が零のファンだけど私はあの時グッズを買うまでハマっては居ない。


これは…真純ちゃん?


私は向こうに居た時、真純ちゃんの事を知らなかった。

それなのに、当たり前の様に真純ちゃんのグッズまで…
てかしっかり隣に赤井さん写ってるし



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