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スモーカー【名探偵コナン】

第21章 お咎め


『はい、ありがとうございます』

「それから、またポアロにも来てくださいね。蘭さん達もみなみさんに会いたがっていますよ、僕もお待ちしてます」

『分かりました、また行ける時に』

「はい、それでは気を付けて」

『安室さんも、頑張ってください』


こうして零と別れ、また一人で帰路に着く。

そうだ、家に帰るまでに何をするのかを決めるんだった
うっかり忘れかけていた…
不意打ちの零は心臓に良くなかったな


何をするべきか。ショッピングは今の状態ではやっぱり気が引ける。
好きにしろとは言われてはいても、あまり赤井さんのお金を使うのは…

かと言ってカフェやお店の気分でも無い。
そうなると今の自分には散歩ぐらいしか無かった

来たばかりの時は散策を良くしていた事を思い出して、今日はもう少し違う方を散策してみる事に決まった時には家に着いていた。

リクルートスーツを脱ぎ、ウォーキングしやすそうな服装に着替える

ここでやっと赤井さんに散歩に行く事をメッセージで送信した。
まあどの道もし採用されたら赤井さんに話す訳だし、もしかしたら叱られるかもしれないし呆れられるかもしれない。

でもその時はその時だ。
赤井さんなら分かってくれると信じたい






「風見、引き続きみなみさんの警護を頼んだ」

「はい、畏まりました。降谷さん」

「ああ、頼んだぞ」


みなみさんの事はあれ以降も密かに警護させている
どうやら働き出す様だし、より一層強めなければいけないと思った。


店内からみなみさんの姿を見かけた時、たった一瞬の事だったのに抑えていた感情がまた動き出しそうだった。
まあ実際、そのあと話しかけてしまったし。


今迄よりも生き生きとしたみなみさんの姿はどこか眩しくて輝いていた
自分と居た時よりもそうなっていた事は気に触るが。


だがこれは自分から言い出した事であって、みなみさんもそれを承諾した訳だ。
みなみさんの姿を近くで確認出来れば今はそれで良い。


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